「汗臭さとは何だか違う感じがする…」

「お風呂に入ったあとなのに脇を嗅いでみると異臭が…」

ふとした時、自分の脇付近から異臭がすると感じてから、脇のニオイが気になって仕方がない生活になってはいませんか?

もしかしたら、汗とは違うようなニオイが脇からする場合、それはワキガかもしれません。


では、ワキガの臭いがしてしまう原因は一体何なのでしょうか?

脇のニオイが気になる…

汗をかいた後は、そのまま放っておくと誰でも身体が汗臭くなるもの。

でも、お風呂に入って体をキレイに洗ったばかりにもかかわらず、気になって脇の下に鼻を近づけてみると…

「え!?なんだか臭い!」

なんて驚いていませんか?

それってもしかしてワキガかも?

「脇をキレイにしたにもかかわらず臭う…」という経験があると、実は「ワキガ」の可能性が高くなります。

ワキガチェック!こんな人は要注意!

ワキガの可能性が高い人は、下記の項目に当てはまりやすくなります。

あなたのワキガ度を一度チェックしてみましょう。

  • 白いシャツを何度も着ていると脇の部分が黄ばんでくる
  • お風呂上りでも数分~数十分するとすでに脇からニオイがする
  • 両親、もしくは両親のどちらからがワキガ
  • 耳垢がキャラメルのように粘り気があり飴耳状態となっている
  • 脇毛・陰毛が長い、もしくは濃い
  • 夜に脇毛を確認すると小さい白い粉が付着していることがある
  • 気温が暑くない日(冬の時期)でも脇汗が多く気になることがよくある

これらに当てはまれば当てはまるほど、ワキガである可能性が高まります。

脇から悪臭がするワキガ

ワキガは、脇の下から強い臭いを放ちます。

一般的には刺激臭ともいわれていて、ワキガの人が通ったあとはしばらくワキガの臭いが残ってしまうほど強烈です。

そんなワキガですが、意外にも日本人はこのワキガ体質の割合が高いんです。

ワキガ体質の人は「10人に1人」!

日本では、ワキガ体質の人が10人に1人はいると言われています。

JRの電車の1車両の定員が144名となっていますので、定員いっぱいにお客さんが乗っていたとすると、1車両に14人前後のワキガ体質の人が乗車している計算となります。

そう考えると、決してワキガ体質の人は孤独ではないことが分かりますね。

ちなみに欧米諸国では、ワキガ体質の人が8割~10割の国が多く、これは人種的なものによることがわかります。

  • 白人では7~8割
  • 黒人では9~10割

の割合ですので、ワキガ体質は特異な体質ではないんですね。

とは言っても、いざ自分がワキガだと知ると、なぜこのように臭いが強いワキガに自分がなってしまったのか…と落ち込んでしまう気持ちになってしまうもの。

ワキガを発症する主な原因は、先天性な遺伝によるものになるんです。

ワキガの原因

ワキガ体質になってしまう原因は「遺伝」だった

ワキガの臭いがしてしまう人は、両親から受け継いだ遺伝子情報が原因となって、ワキガ体質になってしまいます。

なので、両親のどちらもワキガ体質でない場合、自分がワキガになる可能性は「0%」になります。

  • 両親共にワキガだった場合は、80%の割合でワキガ体質が遺伝します。
  • 片親がワキガだった場合は、50%の割合でワキガ体質が遺伝します。

これだけ高確率で遺伝する理由には、ワキガ体質と決める遺伝子情報が優先遺伝する特徴があるからなんですね。

ワキガが臭うメカニズム

ではなぜワキガ体質になってしまうと、脇のニオイが強くなって悪臭を放つようになるのでしょうか?

それは、ワキガのメカニズムにありました。

ワキガのニオイが発生する原因には、主に2つの要因が深く関係しています。

1つめが「アポクリン汗腺」、2つめが「菌」になります。

それでは、それぞれについて詳しく見ていきたいと思います。

アポクリン汗腺

ワキガの原因となるアポクリン汗腺は、人の体に2種類ある「汗腺(汗をかく器官)」のうちの1つとなります。

この汗腺には、

  • アポクリン汗腺
  • エクリン汗腺

があり、エクリン汗腺はワキガ体質か否かに関係なく、普段私たちがよくかく汗を分泌する器官になります。

一方でアポクリン汗腺は人には皆存在している器官にはなりますが、ワキガ体質の人のアポクリン汗腺だけ、「量・大きさ」が通常の人よりも多く、そして大きいのです。

このアポクリン汗腺が分泌する汗こそ、ワキガの臭いの原因となる成分を豊富に含んでいるんですね。

その成分とは、「タンパク質・皮脂」です。

これらの成分が、肌に住んでいる「菌」と合わさることで、ワキガの臭いを強烈に発生させます。

肌に潜む常在菌

私たちの皮膚には、目に見えない菌がたくさん住んでいます。

これを「常在菌」と呼ぶのですが、この常在菌の中にワキガの臭いを発生させる働きをする「ワキガ菌」がいるんです。

この「ワキガ菌」が、先ほどのタンパク質・皮脂を豊富に含んだアポクリン汗腺の汗をエサとすることで、ワキガ臭が発生します。

ワキガ菌は、通常の人の皮膚にはほとんど棲息しておらず、ワキガ体質の人の皮膚を好みます。

ワキガの発症時期

ワキガの臭いが発生してしまうメカニズムについては、ここまでお伝えしてきたとおりですが、「急にワキガの臭いがするようになった」と感じている人も多いと思います。

それには、ワキガの発症時期が関係しています。

ワキガは、親から遺伝で継承するため、赤ちゃんの時からワキガ体質かどうかが決まっています。

ですが、赤ちゃんでワキガ臭がする子に出会ったことがないと思います。

それは、まだ赤ちゃんがワキガ発症の時期にきていないから。

ワキガは、思春期を迎えると同時に発症することが多く、その原因としては体の発育に合わせてアポクリン汗腺が肥大していくことによると言われています。

アポクリン汗腺が体の成長につれて大きくなることで、アポクリン汗腺からの汗の分泌量も増え、その汗を好むワキガ菌も多く繁殖するようになります。

個人差はありますが、ワキガ発症はアポクリン汗腺が肥大する頃と言えるでしょう。